!DOCTYPE html> 時刻を知る様々な方法|老眼、ロービジョン、視覚障害 見えにくさの対処法
老眼、目の病気、弱視などの様々な「見えにくさ」に、あらゆる対処法を提案

時刻を知るたくさんの方法

家の中

「時計」で考えると、大きく分けて置き時計と腕時計がありますが、「時を知る方法」 として考えると、選択肢はもっと広がります。
ここでは視力低下などで目が見えにくい人でも、楽に時刻を知ることが出来る方法を書いていきます。

もくじ 見えにくい目で時刻を知る色々な方法
新規アプリを入れずに、音声で時刻を知る(iPhone,iPad)
 ・その1 Hey,Siri!で聞く
 ・その2 VoiceOverを使った、プチ裏技
見やすい時計アプリ
音声時計アプリ
見やすい置き時計
音声腕時計
触読式時計
最後に

見えにくい目で時刻を知る色々な方法

視力が悪くても、楽に時刻を知る方法には何があるでしょうか?
見え方、使う環境、好みなどで選ぶものは変わってくると思いますが、

  • 見やすい壁時計(離れた距離が見える人)
  • 見やすい置き時計
  • 見やすい腕時計
  • 見やすい時計アプリ
  • 音声時計(置き時計)
  • 音声時計(携帯タイプ)
  • 音声時計(アプリ)
  • 触読式時計
  • などの選択肢があるでしょう。
    以下、さまざまなアイテムや方法を紹介します。

    新規アプリを入れずに、音声で時刻を知る(iPhone、iPad)

    まずはiPhoneやiPadの標準アプリ(最初から入っている、アップルのアプリ)で、見なくても 時間を知る方法です。

    その1 Hey,Siri!で聞く

    (a)「ヘイ シリ、今何時?」と聞く
    (b)ホームボタンを長押しして「今何時?」と聞く

    (a)は、iPhoneやiPadに触れなくても時刻を訪ねることが出来ます。
    これを有効にするには、設定アプリの中に「Siriと検索」というメニューがあるので、それを選び、 「"Hey Siri"を聞き取る」という項目をオンにします。

    Hey Siri設定

    (b)は同じく「Siriと検索」メニューの中の「ホームボタンを押してSiriを使用」の項目を オンにすることで使用できます。
    ちなみにこれは、ホームボタンだけでなく、リモコン付きイヤホン(Apple純正のEarPods with Lightning Connectorなど) の再生/一時停止ボタンを長押ししても有効です。


    その2 VoiceOverを使った、プチ裏技

    Appleの画面読み上げ(スクリーンリーダー)機能、VoiceOver。
    これをオンにした状態で、標準アプリである「時計アプリ」のアイコンを選択した状態にしておくと、 「分」が変わるたびに時刻を読んで教えてくれます。
    ただしロック(スリープ)状態では読んでくれないので、iPhoneやiPadが点いている時に限ります。

    自動ロックのオンオフ、オンの場合はロックするまでの時間を設定するには、設定アプリ内の 「画面表示と明るさ」 メニュー内の「自動ロック」項目で設定します。

    時計アプリ

    見やすい時計のアプリ

    ここでは、iPhone/iPadの無料アプリの紹介をしますが、他のスマホやタブレットでも 同様の物はあると思います。

    「見やすい時計アプリ」として、弱視の私が求める条件は、

  • 画面いっぱいに大きく表示
  • 画面も設定もシンプル
  • 数字が見やすいフォントである
  • 色が選べる
  • です。

    3つ目の「見やすいフォントである」に関しては、ゴシック系か明朝体系かだけでなく、 時計アプリはデジタル時計を再現した感じの物が多いので、フォントもそういうのが多いようで…
    これだと、視野の欠けや歪みがあると、数字の判別が難しいのです。
    (↓こういう数字。ちなみにこれも愛用している時計アプリの中の、フォントのひとつ)

    デジタル液晶画面のような、時計アプリの画面


    その条件を満たしているのが、

    見やすい時計 -大きくはっきり表示される時計 - Koichiro Kamada

    というアプリ(無料)。

    初期画面は、このように時:分:秒と、年月日曜日が表示されています。

    デジタル液晶画面のような、時計アプリの画面

    画面をタップすると右上に設定メニュー記号が現れて、各種設定が複数の選択肢から選べます

    設定画面1 設定画面2

    弱視だとここが大変ですが、この設定さえ乗り越えれば自分の目に適した時計の出来上がりです。

    黒地に白文字の時計画面 白地に赤文字の時計画面

    上画像はほんの一例で、このアプリでは多くのフォントとカラーから、自分の好みのスタイルを 選べます。
    iPadでこのアプリを使っているところ。大きい表示です。


    音声時計アプリ

    有料のものも含め、いくつか試しましたが、無料アプリの
    音声時計 - Takafumi AMANO
    が一番良かったです。
    設定もシンプルで助かります。


    画面はこれだけで、時刻を知りたい間隔を選び、[開始]を押すだけ。
    おやすみモードや、マナーモードを解除してあれば、設定した間隔で
    「〇〇時〇〇分です」
    と、音声で時刻を教えてくれます。
    マナーモード時は、バイブレーションが振動します

    お知らせの必要がなくなったら、またアプリを開いて[終了]を押すだけ。

    私が探した範囲では、バックグラウンドモード時(そのアプリを起動していない時)にも変わらずに 音声で時刻を教えてくれるアプリは、他にはありませんでした。
    このアプリは画面のロック中でも、他のアプリを使用中でも、変わらずに時刻を教えてくれるのです。

    見やすい置き時計

    rakuten.co.jp

    SEIKOの電波時計DL305Wは、70色の表示色の中から好きな色を選べます。
    良くある液晶表示って、文字は大きくても暗いし、コントラストが低いし、見えにくい。
    ですがこちらは黒っぽい背景に明るい文字が高コントラスで引き立ち、見やすい表示になっています。

    アラーム、スヌーズ、カレンダー、温度、湿度機能あり。
    ACアダプターを使用します。

    音声腕時計

    音声で時刻を知らせてくれる腕時計もあります。
    (右端のみ、腕時計ではなくキーホルダータイプです)
    特にグルス(GRUS)の腕時計は、デザインも多様で メンズもレディースも、文字盤もベルトも色々ある中から選べるのが嬉しい。
    「必要な機能だけ欲しい。価格も極力抑えて欲しい」という要望と、「大人として、ある程度良いものを身に付けたい 。デザインにもこだわりたい」という要望。
    音声腕時計はどちらのニーズにも応えられる豊富な種類があります。
    視覚障害者の一人として、とてもありがたく思います。

    触読式時計

    rakuten.co.jp

    「これは何でしょう?」と聞かれて、当てられる人はなかなかいないのではないでしょうか?
    ゆで卵を縦半分に切ったような形のこの触読式時計には、3つのボタンが付いています。
    ボタンは厚みの薄い方から、「時間」「10分」「1分」の順に並んでおり、震えることで何時何分なのかを 教えてくれます。
    かなり前から、腕時計の文字盤の蓋を開けて、触って時刻を確認できるタイプの時計はありましたが、 こういう触読式は画期的。
    ポケットに忍ばせて、そっと時刻を知ることが出来ます。
    持っていたら話のネタにもなる、ユニークな時計です。

    最後に

    時刻を知るための色々なアイテムや方法を書きましたが、紹介した以外にもまだまだ 色々な製品があります。
    私が視覚障害者になった頃は、上に挙げたような洒落た音声腕時計はありませんでした。
    今後もどんどん画期的な製品が出てくるのだと思います。
    良さそうな方法や物を見つけたら、追記して行きます。