老眼、目の病気、弱視などの様々な「見えにくさ」に、あらゆる対処法を提案

ロービジョン機器等展示会へ(2018.7月)

その他

グーグルマップアプリで辿り着く

2018年全国ロービジョンセミナーに行ってみたかったのですが、うっかり申し込み期限を のがしてしまい、併設のロービジョン機器等展示会だけ覗きに行くことにしました。
台風が近づきつつある、湿度の高い日でした。

いつもの事前の下調べで、気になるレストランを見つけたので、当日は
早稲田駅下車→レストラン→セミナー会場
という道順になりました。
すべてはグーグルマップアプリにお任せです。

順調にレストランを出た後、だんだん「なんか怪しいなぁ?」という道に進み始めて、人気がなく 不安になったところで
(グーグルマップ)「目的地は右です。お疲れ様でした」
と終わってしまいました。
会場の裏だか横だかに着いて、ナビは終わってしまったのでした(涙)

グーグルマップアプリ

本能的に人気のある方へ急いで歩き(不安だった)、「これかしら?」という建物にIN。
それらしい気配が全くなく途方に暮れていたら、建物の方が声をかけてくれ、会場まで案内してくれ ました。
感謝。

ランチを優先してしまったことと、台風がどんどん近づいて来ているせいで、展示会は既に終わりそうな 気配。というか見学者がたぶん私くらいしか居なさそうな雰囲気。
なので一部しか見れませんでしたが、印象に残ったところを書いておきたいと思います。

日本点字図書館

白杖がたくさん置いてありました。
私自身、なるべく嵩張らない折りたたみ杖を使っていますが、
「こんなに小さいのがあるの?!」
と驚くほどコンパクトな白杖もたくさんありました。
たぶん、女性の折り畳み傘の袋に余裕で入っちゃいそうな感じ。

荷物の小型化を常に目指している私にとって、見逃せないものでした。
しかし、折りたたみを解いて伸ばしてみると、私の愛用品に比べて華奢な印象。
家の近所や、通い慣れた道なら平気かもしれないけれど、慣れない道で使うには頼りないなぁ というのが感想でした。
おそらく、シンボルケーン用なのでしょう。
あのサイズで、ある程度ガッシリ強度のある杖があると理想なんだけどな…

あとは、前から気になっていた凸シール(透明で凸で、触って確かめられる目印シール)を買って 帰りたかったのですが、この場では販売はしていないとのこと。
でも親切に見本を触らせて頂けました。

他にもたぶんグッズを展示していたのだろうと思います。

SINKA(新華情報システム)

EasyTactixという新しいプリンタを見せて頂けました。
これが、すごいのです。
プリントが、インクでの着色ではなく、エンボス加工のような出っ張りで成されるのです。
文字はもちろん、地図やグラフ、絵や楽譜など色々なものが立体で印刷(?)されているのです。
本来のプリンタでは黒インクなどで印刷される部分が出っ張るので、触って確認することができます。

文字などを見るのが困難な人に対して、情報は言葉(文章)や、点字で伝えられることが多いかと 思いますが、この「立体印刷」で指先からの「形を知る」という方法もプラスされれば、より深く、より 正確に、より面白く情報や知識を得られるのではないでしょうか。
これは無限の可能性がある気がします。
今後が楽しみです。

ちなみに視覚障害ということを完全に抜きにしても、この立体プリントされた用紙はとてもオシャレです。
ラッピングやカード、名刺、ハガキなど色々おしゃれに使えそう。

タイムズコーポレーション

拡大読書器メーカーの中で私が一番名前を覚えている会社なので、「ああ、あのタイムズ コーポレーションが!」と、ほんのちょっぴりテンションが上がりました。
こちらでは、「クリアリーダープラス」という新製品を見せていただきました。
拡大読書器なのですが、従来の拡大読書器とはまるで違う形状。
コンパクトで、ハンドルを立ち上げれば片手で持て、どこへでも持っていけます。
そして「蛇口?」と目の悪い私が思ったそれは、カメラ部分。
カメラで読み取ったものは、拡大して映し出せるだけでなく、なんと音声でも読み上げてくれるのです!
いいなぁ。欲しいなぁ。
このカメラ部分も、使用後は折りたたんでピタッと収納。
機能面だけでなく、コンパクトで持ち運べる点が、とくに良いなぁと思いました。

また、小型の電子ルーペも2種類見せてもらいました。
小さい方の「クローバー3」にかなり惹かれました。
3.5インチのコンパクトさで、ストラップも付けられるようでした。
ルーペでの読み書きが厳しくなった私にとって、ルーペの代わりとしてとても魅力的に感じました。
スマホのズーム機能などでも、かなり拡大読書器として使えますが、お店などでは撮影かと誤解を与えて しまいそうで、使いにくいことも多々あります。
でもこれなら、撮影のようには見えないかな…と思うのです。
29800円。
購入を検討している製品です。

アイネット

「よみあげ名人」という、とても魅力的な拡大読書器を見せて頂きました。
スキャナのような読み取り器に原稿をセットすると、本体画面に拡大表示されるのですが、 それだけでなくよみあげもしてくれます。
視野の中央に欠けがある者としては、よみあげてくれる機能が欲しいです。

さらに、こちらの方には色々相談したり教えていただいたりしてしまいました。
視覚障害になって、ぶっちゃけ病院も役所も味方ではなく孤立を感じで不安だらけな実情。
そんな中で、心強い言葉を頂けて、不安の中に光が見えたような感じです。
感謝しています。

アサクラメガネ(朝倉メガネ)

視覚障害認定を受けた前後に、一度ロービジョンルームに行ったことのあるアサクラメガネさん。
こちらでは、前から気になっている「弱視眼鏡」を見せて頂きました。
眼鏡に取り付ける小さな単眼鏡のような感じで、倍率が何種類かあります。
そのままだと遠くを見る用で、さらにキャップのような物をかぶせることで、近くを見る用になります。

どうにかして見えないかと、長年いろいろなルーペ等を試して来た私が弱視眼鏡を未経験なのは、
「価格が高いから」
です(涙)。
もちろん、これで実用的に見えるようになるのであれば安い買い物ですが、見えるのか見えないのか 分からない物に5万円以上をポイっと出せる財力は私にはありません。
中心暗点持ちだと、装着するタイプの拡大鏡は総じて難しいらしいと聞くし、自分でもそう感じます。

どの程度見えるようになるか、少し覗いただけでは分からなかったけど、単眼鏡をのぞくように遠くが (裸眼+眼鏡よりは)見えるようになることは、少なくとも分かりました。
これは、講座や授業などで前方のスクリーンなどを見るのに手助けになってくれるかも知れません。

有料レンタル制度などを望む製品です。
半月ほど実生活の中で試して見て、有用か無理なのかを見極めたいと強く望みます。

アサクラメガネのロービジョン ルーム(東京 四谷が本店)では、弱視眼鏡を含め、いろいろな相談が できるようです。 事前予約をした方が、ゆっくり時間を設けて相談にのってもらえると思います。

おわり

ほかにもブースはたくさんありそうでしたが、なにしろ行ったのが遅かったので、もう片付けが始まっている 感じで、見られませんでした。
帰りもグーグルマップアプリだけを頼りに…足を踏み出したら、雨と風。
台風が来てしまったようでした。
傘と杖で両手が塞がり、風は吹き付けて体は濡れ、「どうしよう、地下鉄駅の入り口って見つかり難い んだよなぁ…」と戦々恐々とグーグルマップアプリ+勘だけで歩いて行ったら、奇跡的に駅に辿り着きました。
改札を入ってからは、駅の方が声を掛けてくださり、迷うことなくホームに行けました。

やっぱりこういうイベントに出かけてみるのは良いですね。
今後も足を運びたいと思います。