老眼、目の病気、弱視などの様々な「見えにくさ」に、あらゆる対処法を提案

買い物時の商品説明や値札、レシートを見たい

家の外

買い物の際の値札や、商品に書いてある小さな文字。
病気や障害などなくても、見えにくくて不便に感じる人は多いと思います。
30代で弱視になった私にとっても、初期の頃からの「困った事」の一つでした。
ここではそんな「買物時の見えにくさ」に対処する方法を紹介します。

ペンダントルーペを使う

それほど症状の重くない人には、ペンダントルーペがおすすめです。
ネックレスのようなデザインなので、「ルーペを付けている」というより「洒落たネックレスを付けている」という外見になります。
需要が多いせいか、かなり色々なペンダントルーペが販売されています。
が、「見えないものを見る」ことが目的なので、見えなさと闘い続けた私としては、是非ともルーペの品質を最優先で選んでほしいと思います。

グレンツェン・エイト

上写真は、老眼の母に選んだグレンツェン・エイト
ドイツの光学機器メーカー、エッシェンバッハのルーペです。
ずっと前から気にはなっていたものの、倍率3倍では弱視の私には足りず…
が、ちょうど母(老眼)が「買い物の時に使える、おしゃれなルーペが欲しい」と言ったので、すぐさま勧めて購入したものです。

使用レポートはこちら 買い物時の見えにくさに、グレンツェン・エイトを購入してみた

男性でネックレスのようなチェーンに抵抗がある場合は、長めの革ひもなどに付け替えると素敵かと思います。(ある程度の長さが必要なので、その点は注意です)

ルーペを使う

ナイツ 単眼鏡

「さりげなく使いたい」ではなく「とにかく見えたい」という場合は、普通のルーペの方が見やすくて良いと思います。
ただ、ルーペは「倍率が上がるほど、ピントの合う位置が至近距離になる」という特性があるため、あまり高倍率だと買い物での使用が難しくなるという問題があります。
なので、可能な範囲で低めの倍率のルーペを選ぶのが良いでしょう。

私自身は、少し前まではエッシェンバッハのハンディルーペ(倍率3.5倍)、現在はエッシェンバッハのモビレント(倍率4倍)を使っています。
自宅では倍率6倍のルーペを多用しているのですが、この倍率だと買い物には不向きなので、視力的には厳しめですが倍率を抑えたルーペを使っています。

使用レポートはこちら ハンディルーペ(エッシェンバッハ)の感想
モビレント(エッシェンバッハ)の感想

スマホを使う

時と場所によっては不可な場合もありますが、スマホの拡大鏡機能・カメラ機能はとても役に立ちます。
スマホでなくとも、携帯電話のカメラ機能でも同様でしょう。
急がない買い物の時は、一度撮影してから無難な場所で画面を拡大して文字を読んだり、後日で良い買い物の時は、撮影して帰ってパソコンで拡大して確認したりします。

また、私はケーキなどショーケースの中の物は見えないのですが、お店が空いている時に「目が悪いのでスマホで見せて頂いても良いですか?撮影はしません」と聞くと、ほぼ100%快諾していただけます。
「撮影もどうぞどうぞ」と言ってくださるお店もあり、そんな時はその場でも購入しますが、家に帰ってパソコンで拡大してじっくりメニューを見られるので、惹かれる商品の名前をチェックし、後日また買いに行ったりも出来ます。

また、レシートもスマホで撮影してしまえば楽チンです。
あとで拡大して見れるのはもちろん、この画像保存が数ヶ月後に「〇〇って、いくらで買ったっけ?」という時にも役立つこともあります。
(ただし、その画像を探すのが大変ですが)

単眼鏡を使う時もある

ナイツ 単眼鏡

単眼鏡とは双眼鏡の片目バージョンのような物。
アウトドアなどで遠くを見るための物が多いですが、美術鑑賞用やロービジョン向けなど、数十センチの距離から焦点が合う物もあります。

上写真の私の愛用単眼鏡は、遠くは6倍、最短距離では7.6倍の倍率。
焦点至近距離は23センチ、という性能です。
買い物時では、少々難易度が高いですが、デパートや大型ショッピングセンターでエレベーターやお手洗い、地下鉄出入り口を探したり、カウンター形式で販売のお店などでカウンターの向こうのメニューを見るのに使ったりします。
ですがけっこう目立つ動作である上、見つけるまで時間と労力を要します。
(他の用途では単眼鏡は大活躍します)

関連記事 遠くが見えない/見えにくい場合

電子ルーペを使う

電子ルーペ クローバー

上写真はロービジョンフェアの展示会で、システムギアビジョン(旧タイムズコーポレーション)さんのブースで見せて頂いた電子ルーペ。
クローバー3(左)とクローバー4(右)です。

特にクローバー3は重さ約100gで、3.5インチの画面。
ストラップホールもあるので(ストラップも付属)、手首や首に下げながら使うことも可能です。
実物を試させてもらえた私は、予算さえ取れればすぐに購入したいほど気に入りました。

電子ルーペの良い点は機能性は当然なのですが、経験者としてはスマホ撮影禁止の場面でも使えそう、ということです。
上に書いたように、見えなさをスマホの拡大鏡機能で補っていますが、撮影禁止のシチュエーションではスマホを使えません。
そういう場面でも電子ルーペならば使えるだろうなぁと憧れるのです。


rakuten.co.jp