老眼、目の病気、弱視などの様々な「見えにくさ」に、あらゆる対処法を提案

視覚障害(弱視 ロービジョン)のお泊まり旅行

家の外

弱視になって2度目の旅行

1度目は、それほど親しくない人達との旅行に参加してしまい、周りがかなり年上だったせいもあるのか、「被保護者」という立場になってしまいました。
どれだけ「大丈夫です」と言っても、周りの人たちは放っておくわけにいかないのでしょう。
終始気を使われ、介護されているような状態で、周りもリラックス出来なかっただろうし、私自身「障害者って、こういうことなんだ」と現実を突きつけられました。

周りにも迷惑をかけるし、自分自身も惨めになるし。だから旅行はやめておこうと思いました。
(そもそも旅行好きでは無いので、旅行が出来なくても何とも思わない)

が、そんな話を友人たちとしていたら「親しく無い人と行くからじゃないの?」と笑われ、あら、そんな理由?と思いました。
それから数年、2度目の旅行の機会が訪れました。今度は親しい友人とです。

荷物の工夫

視覚障害(弱視 ロービジョン)の旅行の荷物 準備の工夫

まず、複数のヘルニア持ちなので荷物は極力軽く、というのが条件です。
なので液体・クリーム系はすべて詰め替えました。

上の写真の左側は、飲み薬。
本当は昼にも内服があるのですが、調整して朝晩だけにしました。
小さなジップ付き袋に入れ、ラベルシールを貼りました。
文字を大きく書くだけでなく、朝は赤、夜は青のペンで書くことで、より見分けやすく工夫しています。

中央上は、コンタクトレンズケースに入れたクリームとBBクリーム。
詰め替えにコンタクトレンズケースが良い、という情報はネットで見つけました。
確かに液漏れに強いだろうし、かさばりません。最初に考えた人はすごい!
コンタクトレンズ用なので、どんな物を購入しても左右の目印があるのでしょうが、これは黒と白に色分けされているので、おそらく一番見やすいのではないかと思います。
忘れっぽい私は「白=色がついていない=クリーム」、「黒=色がついている=BBクリーム」という風に入れました。
このコンタクトレンズケースは百均ダイソーの商品。

百均 ダイソー コンタクトレンズケース

このようなケースに、この保存用ケースと、柔らかい小さなピンセットと、小さな保存液入れが入っています。
(ちなみにケース蓋裏側は鏡)
その「小さな保存液入れ」が、上画像の右下で、これには化粧水を入れました。

その上の色付きキャップの容器(上画像の右上)は、目薬が入っていた容器です。
自己責任で使っています。ヘアオイルを入れました。

残りの、上画像の下中央は無印良品の小分け容器に日焼け止めを入れたものです。「ひ」は日焼け止めの「ひ」。(ドレミの歌かっ!)

また、これら筒状の容器は転がる恐れがあり、転がり落ちたら最後、見つけられない可能性があるので、転がらないように透明ジップ付き袋に入れました。
見えにくい私にとって、転がらないことも大事なことなのです。

1泊だったので、服類はとくには工夫は要りませんでした。

視覚障害(弱視 ロービジョン)ならではの持ち物

普段の外出と変わらないのですが、ロービジョンだからこその持ち物は、
・白杖
・ルーペ
・単眼鏡
・LED懐中電灯
・スニーカー
・眼鏡(2種)…遠用と近用
・スマホ…飲食店のメニュー、チケット、遠くの景色などを撮影&拡大して見るなど
・スマホ用充電器

くらいでしょうか。
持って行かなかったけど、あった方が良かった物は、
・遮光眼鏡
・家で使っているルーペ(LEDライト付き、手持ちタイプ)
・遠くを広い視野で見ることができる単眼鏡(持ってないけど!)
・マスキングテープ(後述)
・目立つ物いろいろ(後述)
でした。

そのほか、思ったことなど

素敵なホテルに泊まったので、とにかく館内が暗い!
暗いと数倍見えにくくなる感の私は、いつも以上に何もかもが見えにくくなり、すこし恐怖を感じました。
目立たずさり気なく、ほんのり明るく照らせるライトがあると心強いけど…やはりああいう場所では使えないだろうなぁ…

また、友達がせっかく教えてくれたアメニティー(シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ボディーミルク)が、バスで使っているうちにどれがどれだか分からなくなってしまったので、目印のためにマスキングテープを持っていけば良かったと思いました。

また、前述のように転がり防止の工夫はしたけれど、いざ荷物を広げると分かりにくくなってしまうので、あらゆる持ち物が目立つ色・デザインだと良いなとも思いました。
例えば洋服や下着などを入れる袋、ハンカチ類、メガネケース、スマホ充電器、ポーチなど。
ポーチは中身を見つけやすいように半透明の物を持って行ったけど、ベッドの上に置くとポーチ自体が「どこ?」状態に。
ホテルに泊まる場合は、むしろ派手な色のポーチの方が良いと分かりました。
また、書いていて今思いついたのですが、化粧品関係の小分け容器にマスキングテープを巻いて、巻き切らずにピョコンとテープが1cmくらい飛び出ている感じにすれば、見つけやすいし転がり防止にもなりそうです。
この方が透明袋にそれぞれ入れる必要もないので良いかも。

あとは今回の旅行は、プランも予約もすべて友達まかせ。
そこまで自分でやって初めて胸を張れることになるのでしょうね。
だけど旅関係のWebサイトはとても見えにくく、拡大してどうにかなるレベルではなく、私にとって最もハードルの高い”調べごと”の一つです。

友達のおかげ100%の旅行でしたが、時に家の近所ですら迷う私にとっては嬉しい進歩なのでした。