老眼、目の病気、弱視などの様々な「見えにくさ」に、あらゆる対処法を提案

「見る・読む」ための様々な方法

読む・書く

老眼、目の病気、ロービジョン(弱視)、視覚障害など。
目が見えにくくなって「読む」ことが難しくなった場合は、どうしたら良いでしょうか?
このページでは「見る・読む」ための様々な方法を紹介します。
なお、読書に関しては
本や新聞を読む色々な方法
のページで書いています。

老眼鏡

まずは老眼鏡です。
検査を受け、正しい度数の老眼鏡を使用するのは基本ですが、見えにくさに抗ってきた私としては、老眼鏡を20本以上試し、裏技も使いました。
長くなるので老眼鏡と裏技ほかのページで書きます。

+(プラス度数)のコンタクトレンズ

プラス度数の使い捨てコンタクトレンズ

「遠近両用コンタクト」はよく宣伝されているようですが、それではなくプラス度数(遠視用)のコンタクトレンズがあります。
コンタクトレンズは正しく装用しないと、目に悪影響がある場合もあるでしょうが、上手く使えれば快適です。
私は両目とも水晶体を取ってしまって人工眼内レンズ、つまりはピント調整能力ゼロなのですが、その不快さ、不自由さは、老眼鏡よりもコンタクトレンズの方が格段に和らぎます。
老眼鏡より強い度数にしても、違和感や疲れもありません。

特にモノビジョン(片目で近くを、片目で遠くを見る)ができる人は、近用の目だけにコンタクトレンズを入れると、わざわざ老眼鏡を掛けなくても文字が見えるかもしれません。

ただし目の前が見えないレベルだと、このコンタクトレンズの脱着自体がとても大変ですが。

ちなみに、このプラス度数のコンタクトレンズは通常はお店などに置いていないので、注文と受け取りの2回お店に行くか、注文して後日発送してもらう必要があります。
大学病院のコンタクトレンズ外来でも同様でした。

ルーペ

文字が見えない。ならばまずはルーペが第一選択になるかと思います。
ルーペと一口に言っても、様々なタイプのものがあり、それぞれ適した使い方があります。
ルーペについては種類ごとや実際に使った感想を別のページで書いています。
ルーペ
をご覧ください。

電子ルーペ

上記ルーペは、ガラスやアクリルなどのレンズで対象物を拡大しますが、こちらの電子ルーペはカメラで映した像をモニタに映し出すという電子機器です。
なにより良い点は、どれだけ拡大しても視野が狭くならず、ピント調整も楽なこと。
(通常のルーペは、高倍率になるほどレンズが小さく、焦点距離も短くなり、ピント合わせも難しくなります)
また、新聞など対象物の上に直接置くことも出来るので、常に持ち上げている必要がありません。
製品にもよりますが、かなりのズームが出来、色も反転したり違うカラーモードに出来たりもします。

rakuten.co.jp

拡大読書器

上で紹介した電子ルーペは、価格帯も2万円〜4万円くらいで一般〜見えにくい人向けの製品ですが、こちら拡大読書器は視覚障害者向けの本格的なもので、価格も20万円前後です。
(視覚障害者認定を受けた人は、自治体や等級にもよりますが、日常生活用具給付申請をして少ない負担で購入することができます)

置いて使う据え置き型も、持ち運びも可能なコンパクトなタイプも、その他のユニークなものもあります。
複数のメーカーがどんどん改良してヴァージョンアップした拡大読書器を出しています。
視覚障害者認定を受けていて、とうてい文字など見えないという人は、相談してみてはいかがでしょうか。
私自身、この分野の知識が少ないので、少し調べてみようと思っています。

rakuten.co.jpより

据え置き型の一例

タブレット・スマホ

iPadを電子ルーペに

iPadなどのタブレットのカメラ機能を利用して、上で書いた電子ルーペのように使うことが出来ます。
スマートフォンも、少ない文字、短い文章を見るだけならば十分使えます。

スマホは手に持ったままが使いやすいですが、iPadなどタブレットは、角度を自由に変えられるスタンドに置いて使うと、字を見たり、見ながら書き込みをしたりと、色々便利に使えます。
上の写真も、スタンドに置いて机と水平になるようにして使っている様子です。
これら使い方の実際や、愛用スタンドについては、下記メニューをご覧ください。

関連メニューへ iPadやiPhoneを活用する

拡大コピー

何を今更、という感じかも知れませんが、やはり拡大コピーも便利です。
(コピー機の操作に慣れておく必要がありますが)
文字だけでなく、楽譜や地図なども向いていると思います。

私はもう少し目が良かった頃は、楽譜をA5→A3に拡大していた時期もありました。
通常A4サイズの楽譜の1ページが、A3を2枚貼り合わせた大きさになるわけです。
(貼り合わせたり、台紙をつけたり、枚数が増えて大変だったりしましたが)
120%どころではなく、何倍にも拡大をすると、見えなかったものが見えるかも知れません。

撮影&拡大

視力0.03の私が一番行なっている方法です。
先に撮影してしまって、画像になったものを見える大きさまで拡大して見ます。

私の場合はiPhoneとiPadとMacが同期しているので、iPhoneで撮影したものがパソコンに自動でアップロードされるため、パソコン画面で拡大して見ることが出来ます。
パソコンに慣れている人なら、この画像から必要な部分だけを切り取って保存したり、キーワードを付けて保存することで、後々の検索もしやすくなります。

いただいた年賀状、その返信のための宛名住所、買い物のレシート、商品本体に付いている説明や原材料名、消費期限、見なくてはならな書類など、とにかく何でもこの方法で拡大して見ています。

OCR

上の項は、撮影してその画像データを見る、という方法でした。
このままでは撮影したものはあくまでも画像データ。人物や風景を撮った写真と同じデータです。
ですが、そのデータを変換し、そこから文字を認識させてテキストデータにする方法もあります。
そうすれば、ただの「写真に写っている文字」だったものがテキストデータに変わるので、コピーしてメモ帳アプリなどに貼り付けたり、編集したり、音声読み上げ機能で読んでもらったりと、色々出来るのです。

私のやり方は、
画像(jpeg形式)→PDF形式に変換して保存→Googleドライブにアップデート→Googleドキュメントで開く
というような方法です。
PDFに変換するソフトは無料で膨大にあるはずだし、Googleもアカウント登録さえ乗り越えれば、どうにか出来ると思います。

実践

ひたすら方法を挙げて来ましたが、これらの実践をレポートしたページがあるので、併せてご覧になってみてください。
あらゆる手段で文字を読む