老眼、目の病気、弱視などの様々な「見えにくさ」に、あらゆる対処法を提案

本や新聞を読む色々な方法

読む・書く

目が悪くなる前は、かなりのペースで本を読んでいました。
中心視野が欠けて、本が読めなくなって悲しかったけれど、今は読書に再会出来ています。
ここでは本や新聞を読むためのいくつかの方法を挙げてみます。

通常の本や新聞を使う方法

それほど視力の障害が重くない人向けの方法です。

1.メガネを掛けているならば、そのメガネに+1.00くらいの老眼鏡を重ねつけてみる。
2.(新聞)視野の広いルーペを使う
3.(本)装着型のルーペ(メガネルーペ、ヘッドルーペ、ネックルーペ)を着けて読む
4.(新聞)デスクルーペ、バールーペを使う

いずれにせよ、低倍率のルーペで見える人向きの方法です。
倍率が高くなると焦点距離が短くなり、少し動いただけでピントがボヤけるので、文章を読み続けるには不向きです。
本の位置や角度を最適にするために書見台などを使うのも良いかも知れません。

rakten.co.jp
レンズ径12センチの広視野ルーペ

電子書籍で読む(本)

「紙のページを自分で捲ってこそ」という価値観は良く分かります。
私も目が悪くなければ、電子書籍でなく製本された本を買っていたと思います。
でも電子書籍の存在は、見えにくい人にとっては夢のような存在だと思います。

AmazonのKindle、アップルのiBooks、楽天のKobo、BookLive、honto、 ebookjapan(漫画)など、 電子書籍のストアはたくさんあります。
それぞれ読むための専用のアプリが必要ですが、アプリ自体は無料です。

小説のように文章がメインの物の多くはテキストデータになっているので、文字の大きさやフォントの種類、背景色と文字色などを選ぶことが出来ます。(=レイアウトが調節できる)
逆に、実用書や雑誌のように写真やイラストが多いものは、ページをそのまま画像ファイルのように取り込んだ感じ(=レイアウトが固定されている)なので、目が悪いと見えにくいです。(ページの写真を撮って(スキャンして)、それを拡大して見るような感じ)。

KindleもiBooksも、iPhoneやiPad、パソコンのどれでも見ることが出来ます。
ちなみにKindleもiBooksも、VoiceOver機能を使って音声読み上げさせることも可能です。

オーディオブック(音声図書)で聞く(本)

audiobook.jp(前FeBe)や、Audible(オーディブル)など、オーディオブック(音読された本を、耳で聴くもの)を利用するという手もあります。
Appleのオーディオブックストアも、ラインナップが少なそうですが、あります。
また、視覚障害者認定を受けている人は、サピエに登録(障害者手帳などが必要)して、録音図書 を聴くことも出来ます。(私の読書の9割以上はサピエです)

audiobook.jpもAudibleも、無料お試し期間が設けられているので、まずはそれで試してみるのが 良いでしょう。

私はAudibleを試し、小説の朗読を聴いたのですが、個人的好みに合わなかったので解約してしまいました。
音声図書に何を求めるかは人それぞれと思いますが、私は「本は自分流の想像を楽しむこともできるもの」という 認識があります。
Audibleの朗読は、「朗読による演技」という印象を受けてしまい、読書というより芝居を聴いているようでした。
登場人物のキャラクター設定が完全に出来上がっていて、文章の中のセリフはドラマのセリフのよう。
女性が非現実的なくらい女女していて、白けてしまいました。
それが世間の需要なのかも知れませんが、「演技を聞きたいんじゃなくて、本を読みたいのに…」 と、不満ばかりが残りました。

プロの朗読よりも、一般の方の丁寧な朗読の方が、私にとっては遥かに快適です。

パソコンやタブレット、スマホで読む(新聞)

「このアプリが見やすい!」と紹介できたら良いのですが、私自身、文字が大きくて見やすいニュースのアプリに出会えていません。
というわけで、現段階では
「ニュースのWebサイトを、リーダー表示にして読む」
というのが私が見つけた中での最善の策です。

リーダー機能は、iPhone、iPad、Safariブラウザに備わっている機能で、このリーダーに対応しているWebサイトでは、URLアドレスが表示されるバーに

Safariリーダー

このような横線が表示され、これをクリックするとシンプルで見やすい表示に変えることができます。
(リーダー表示自体の、文字の大きさやフォントも設定できます)

ブラウザのFirefoxでも同様のものがあり、

Firefox

このような表示がバーに出るサイトで、見やすい表示にできます。
ただ、Safariでリーダー表示が出来るWebサイトが、Firefoxでは出来ない、という場合もあります。


もしくは、タブレットを持っている場合は、アプリによっては比較的大きめの文字を設定できるニュースアプリもあります。
この分野については、良い情報を見つけたら追記する予定です。

音声でニュースを聴く

この分野も詳しくないので、とりあえず知っている物だけ挙げます。
もっと良いものを見つけたら追記します。

NHKラジオニュース(Webサイト)

http://www.nhk.or.jp/radionews/
WebサイトでNHKニュースを聴くことが出来ます。
「正午のNHKニュース」「午前11時のニュース」など、最新順に並んでいる中から選び、再生ボタンを押すことでそのニュースを聴くことが出来ます。
再生の速度も変更できます。

また、このニュースをiPhoneやiPadで聴きたい場合は、ホーム画面から直接アクセス出来るようにすると便利です。

やり方

Safariで上記サイトを開きます。
[<][>]などがあるところに

こういうアイコンがあるので、タップします。
出てくるメニューの中から「ホーム画面に追加」を選びます。
(下写真は、私のテキストサイズ設定が大きいため「ホーム画面に」までしか文字が出ていません)

この作業をすることで、このサイトへ直接アクセスすることが出来るようになります。
ホーム画面には、この作業で出来たアイコンが表示されます。


番外編1:PDFに変換

かつて私は、本のページを1枚ずつ破り、1枚ずつスキャナでスキャンして、章ごとにPDF形式で保存、パソコンで拡大して見る…という恐ろしく手間暇のかかることをしていました。
見る必要があったし、でも本の文字は小さくて見えないし、どうしようもなかったのです。

著作権で問題になった自炊代行サービスがありましたが、難しいことは分かりませんが、裁判で 敗訴したとのこと。
うんと拡大すればどうにか見えた者の一人として、厳しい利用基準を設けてくれて良いから、こういうサービスは存在して欲しかったです。
それが無理なら全書籍の電子書籍を作って欲しい。
知的欲求を満たせず諦めざるを得ないというのは、辛いものです。

番外編2:青空文庫

著作権切れの本や、著者が承諾してくれた本を、ボランティアの方々がテキスト化して、ネットにアップしてくれたものです。
インターネット閲覧をするようにパソコンで見ることも出来るし、スマホやタブレットで読むのに適した アプリを使って読むこともできます。
テキスト化されているので、読み上げ機能を使って読み上げさせることも出来ます。

インターネットに接続できる環境があれば、誰もが平等に読むことが出来る。
本当に素晴らしく、ありがたいことです。